フローリングか絨毯か 賃貸物件と騒音②

2025年09月01日(月)

　「隣の部屋がうるさいから出て行ってほしい」

　「あんなにうるさいのに退去させられないの？」

　賃貸物件の管理会社には時々こうした連絡が来ることがあります。しかし、借主の権利は非常に強力で、退去を命じることは容易ではありません。退去に納得しない限りは、裁判を経ないと退去させることはできません。せめて、保障くらいはしてほしいと思うのですが......

　さて、今回は「騒音」に対する裁判所の判断を検討してみたいと思います。

（１）フローリングに張り替えたせいで

　1996年7月30日。東京地方裁判所。

　この日、初めて集合住宅の「騒音」に対して、損害賠償請求を認める判決が出ました。裁判所は、「騒音は個人の感覚に大きく左右されるが、その受忍限度(我慢すべき程度)を超えれば不法行為を構成する。」と示しました。

　この判断には、①絨毯からフローリングに変更し、②防音の為の工事を省いた点が大きく影響しています。裁判所もフローリングはより「騒音」を生じさせると考えているようです。

　一方で、フローリングから絨毯に戻す工事は認めらなかった。

（２）まとめ

　裁判所は、騒音が一定の程度を超えれば、不法行為＝損害賠償が認められるとの判断を示しました。これは、その後の判決でも踏襲されており、一つの基準となっています。次回以降、近年の裁判所の判断も検討します。

　しかし、どんなに「騒音」を生じさせるといっても絨毯よりフローリングの方が掃除も日常生活もしやすいですよね。弊社管理物件では、そうしたフローリングと絨毯のいい所どりのような設備がございます。

　それが、クッションフロア(通称：CF)と呼ばれる床材です。CFは、フローリングのような見た目ですが、柔らかい材質となっており騒音や振動を軽減してくれます。

　そんなＣＦを採用している新築物件を紹介します。

POINT新築ペット飼育可能な物件です。全戸南向きで日当たり良好。

西東京市保谷町６丁目の1Kが79,600円

設備が充実なお部屋でペットとすごせます。

［外観写真］

［間取図］

［室内画像］

設備・条件: ペット可、24時間緊急対応、窓シャッター、専用庭、角部屋、南向き、宅配ボックス、室内洗濯機置場、カメラ付インターホン、防犯カメラ、浴室換気乾燥機、追焚き、シャワー付トイレ、ガスコンロ、照明器具、バス・トイレ別、シャンプードレッサー、BSアンテナ、エアコン、電子キー、ブロードバンド対応、ペアガラス、暖房便座、下足箱、浴室シャワー、給湯、駐輪場(バイク不可)
専有面積: 30.36平方メートル（9.18坪）
居住階数: 1階／2階建
方位: 南
家賃保証: 要加入：10,000円／入居時、以降は月額賃料の1％／毎月(入居期間中)、審査に通らない場合、別途指定する家賃保証契約利用可
構造・総戸数: 木造２×４造　２階建　6戸
完成年月: 2025年9月
契約形態: 一般賃貸借/2ヵ年
取引態様: 仲介（専任）