騒音はどこから「騒音」か？ 賃貸物件と騒音問題①

2025年08月18日(月)

　賃貸物件でよくある住民トラブルが「騒音」です。多くの賃貸借契約では、「騒音の禁止」という規定がありますが、実際どこから「規約違反」となるのでしょうか。

　今回は、「騒音に関する環境基準」から検討してみたいと思います。

（１）「騒音に関する環境基準」とは？

　環境省は、明確に騒音が「公害」として認められる基準を定めています。それが、「騒音に関する環境基準(平成10年３月38日環境省告示)」です。これは、「基準」であって、絶対的なものではありませんが、重要な指標として活用されています。

（２）「騒音」の基準

　さて、この「環境基準」では、下記のように定めています。

　住宅地(昼間)：55dB以下

　住宅地(夜間)：45dB以下

　具体的にどの程度なのでしょうか。一般的に、40dB＝図書館程度、60dB＝トイレの洗浄音程度と言われています。また、幹線道路に面する住宅地では、10dB程度上乗せした基準が採用されています。

（３）「基準」があるのに......

　正確な基準が制定されてから27年ほど経過しましたが、未だに騒音問題は絶えません。その一因を最後に考えてみたいと思います。

　まずは、「音」の特殊な性質にあります。光や臭いであれば遮断することは容易です。他方で、音は決して壁だけでは防ぐことはできません。

　そして、音は、発している本人には分かりにくく、聞いている本人にはより敏感に感じられます。どっちが悪いのか。すぐには判断できないことも要因でしょう。

（３）まとめ

　さて、今回は騒音問題と「環境基準」について考えてみました。賃貸物件永遠のトラブル、「騒音」はいつ無くなるのでしょうか。

　弊社管理の物件は、「騒音」が軽減される構造を採用しています。

　特許技術「TKS-55」や「TKS-55」によって、最高レベルの防音・遮音性能を実現しています。隣の音が気にならないのは勿論、自室の音も漏れないことでプライベートをしっかり確保しています。

　そんな特許技術も採用されている新築物件を紹介します！

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構造・総戸数: 木造２×４造　２階建　6戸
完成年月: 2025年8月
契約形態: 一般賃貸借/2ヵ年
取引態様: 仲介（専任）